こんにちは、1歳の息子を育てているサンデーです。
男性が育児をするのって、「やらなきゃいけない」と分かりつつも気持ちが乗らないことってありませんか?
特に0歳児のころなんて、こちらが相手をしてもまだ人間的な反応をすることって少ないですし。
仕事で疲れて帰って来てギャンギャン泣いている赤ちゃんを見ると、「とりあえず休ませてくれよ」と自分の部屋に閉じこもりたくなることもあるでしょう。
もちろん妻の方がしんどいのは重々分かってるんですよ。
僕は在宅で仕事をしているので、赤ちゃんがどんな一日を過ごしてるかがよく分かるのですが、それはもう母親は休むヒマなんでないです。
妻が用事で出かける日は僕が面倒を見るけど、丸一日世話をするとクタクタになりますからね。
なので、妻の方が圧倒的に大変なのは承知の上。
それでもやっぱり、仕事をしながら男性が育児に携わるのって大変ですよね……。
なので、僕は育児をゲームだと思うことで乗り切っていました。
そもそも僕はゲームが大好きなのですが、赤ちゃんの寝かしつけやオムツ交換をゲームと見立て、気持ちのしんどさを軽減していたんです。
「寝かしつけゲーム」「オムツ交換ゲーム」、つまりは「育児ゲーム」です。
「男性も育児参加を」という世間の風潮や、「旦那が育児をしてくれない」という妻側の旦那ディスを見ると、余計にテンションが下がるという男性は多いでしょう。
そういう「分かってはいるけどモチベーションが上がらない」という男性は、育児をゲームに見立てるといいんじゃないでしょうか。
いまいち育児に乗り気になれない男性に向けて、育児をゲーム化してしまうことのススメをお話したいと思います。
0歳児ではまだ父親の感覚が備わっていない
「育児をゲーム化する」なんて言うと、「もっと愛情をもって接してあげてよ!」と反発する女性がいるかもしれません。
でも、男性って父親としての自覚が芽生えるのが遅い人が多いんですよね……。(僕もそうでした)
だから、特に0歳児の間はゲームとして育児に向き合った方が、男性は取り組みやすいように思うんです。
女性にとっては身もふたもない話ですが、男性が父親としての自覚を持つのって母親よりずっと遅く、自覚が芽生えだすのは子供が1歳になった頃からになります。
女性は妊娠してからの10ヶ月間で母親になっていくのに対して、男性は出産後いきなり父親になってしまうからです。
たとえば僕の場合、出産直後の妻の子供に対する愛情が100%だとすると、僕の子供に対する愛情は20%ぐらいでした。
測ったわけではないですが、赤ちゃんへの接し方とかを見ていると、これぐらいの温度差はあったと思います。
僕としては、我が子はかわいいのはかわいいのですが、まだ人間としてのかわいさではなく「玩具を愛でる」みたいな感覚でした。
それよりも育てていかなきゃいけないプレッシャーや、生活が変わってしまったことへのストレスの方が勝ってました。
もちろん人によって違うでしょうし、出産直後からパパ全開の人もいるでしょうけど。
僕の場合、この記事を書いている時点で子供は1歳2か月なのですが、「やっと60~70%ぐらいの愛情に育ってきたかな~」という感じです。
たぶん言葉が話せるようになり一緒に外で遊べるようになって、ようやく100%に近づくんじゃないかと思います。
そんな中で「赤ちゃんに愛情を注ぎましょう」と言われても、いまいちピンとこないんですよ。いったい愛情ってどうやって出せばいいの?
でも、妻の負担を軽くしてあげたいという思いはありました。
僕が育児に携わる動機って「子供がかわいいから」とか「父親として」というより、こっちの理由の方が大きかったです。
そしてさらに言うと、できるだけ育児を早く終わらせて自分の時間を確保したいという本音もありました。(これはここだけの秘密ね)
だから育児をゲームと見立てて、赤ちゃんを攻略していこうと考えたんです。
育児ゲーム、プレイヤーはお父さん
育児をゲームとして捉えると、がぜんゲーマーとしての血が騒いできます。
ていうか、こういう攻略法を見つける作業にはやる気の出る男性って多いんじゃないですかね?
たとえば寝かしつけだと、僕は釣りゲームに見立てていました。
0歳児の寝かしつけは、まさに魚との駆け引きと同じです。
まずは釣り餌で魚をおびきよせるように、ゆらゆら赤ちゃんを抱っこして眠気を引き出します。
十分に眠気を引き出したところで、リールをまくようにそーっとそーっとベッドに寝かせる。
でも背中が地面に触れると、赤ちゃんはビクッとなって起きてしまうんですよ。
ここで焦って強引に置くと失敗するので、もう一度抱きかかえて揺らす体制に戻る。
リールを巻き過ぎると魚が逃げるから、リールを巻いたり緩めたりしながら慣れさしていく。
無事に泣き出すことなく寝かしつけられたら、「魚ゲット!」なわけです。
ぐずったときは、素早く沈静化させるためにハンティングゲームに見立てます。
さながら、暴れ回る巨竜をしとめるモンスターハンターのようです。
まずはモンスターの弱点を見極める。
「うん、とりあえずうんちは出てないから、オムツ交換ではないようだな」
じゃあ暑いのか、寒いのか? それともお腹が空いてるのか? でもミルクアイテムは3時間おきにしか使えないぞ。
なら回数無制限のおしゃぶりアイテムでHPを削って、武器のガラガラおもちゃで気をそらし、抱っこゆらゆらコンボでどうだ!?
・・・てな感じです(笑)。
そして得られる報酬は自分の時間。
「サンデーは30分の自由時間を手に入れた!」
これはとても大事。だって、報酬がないと頑張れないですよ。
こんなふうにやってるうちに、お風呂や寝かしつけなど僕の方が得意な育児も増えてきました。
行動していれば心がついてくる
育児ゲームはできるだけ長い時間子供に接していないと、攻略法は見つけられません。
モンハンだって何回も戦ってモンスターの弱点を見極めないと討伐はできないですよね?
なので、攻略のために長く子供に接していることは必要です。
ママブログを見ていると、「旦那が子供に無関心だ」「夫の子供への接し方が他人事のように感じる」と嘆いている女性は多いです。
でも男性側の意見を言うと、0歳児のときってまだ母親ほどの愛情は持ち合わせていないんですよね。さっき言ったようにせいぜい20%ほど。
だから「父親としての自覚がないの!?」と言われても、「まだそれほど…」というのが本音なんです。
(でもこんなことを言うとケンカになってしまうので言いません)
そのかわり、育児ゲームをプレイして行動だけはしておくわけです。
きっかけは何であれ、行動しておきましょう。愛情を注ぐのはもっと後からで構いません。
今だから言うと、0歳児のときってそんなに愛情をかけなくても、きちんと世話だけできていれば十分なんじゃないかと思います。
親子関係なんて物心ついてから構築すれば十分間に合いますよ。
だから変に「愛情を注がなくては」とプレッシャーを感じるぐらいなら、ゲームとして淡々とタスクをこなしていけばいい。
そして行動していれば、いずれ気持ちが追いついてきます。僕もやっとこさ子供に愛情を感じれるようになってきました(こうなるまでに1年かかりました)。
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育児にいまいち乗り気になれない男性は、「ゲームを攻略するぞ」という気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。
ただしこのゲーム、ルールがころころ変わるので、非常に難易度は高いです。
せっかく発見した攻略法が、次の日には使えなくなるという悪夢……。
ま、ルールが変われば何度も攻略のしがいがあるわけで、それはそれで楽しいじゃないですか(笑)。