在宅お父さんが語る、ラクに生きるための大人の知恵

おとちえ

育児

妻が里帰り出産したときの夫の気持ちを正直に語ります

投稿日:

里帰り出産

出産のために妻が実家へ里帰りするケースは多いでしょう。

僕の妻も出産後1ヶ月ほど実家へ里帰りをしていました。

 

里帰り出産というと、夫側の反応はさまざま。

久しぶりの一人暮らしにウキウキする人もいれば、一人での生活に寂しさを感じる人もいるんじゃないでしょうか。

僕は一人暮らし歴が長かったので、どちらかというとウキウキ派でした。

サンデー
つかの間の自由な独身生活!と思ってましたね。スミマセン…

とはいえ、単純にハメをはずせるわけではありませんでした。

里帰り出産の間は「何もできない歯がゆさや、取り残された感覚」を飲み込みながら過ごす1ヶ月でもありました。

 

出産は女性にとって命の危険もある大変なイベントです。

出産後の女性はメンタルも不安定になるし、気を遣わず実家のサポートを得られる里帰り出産は理にかなってます。

また、里帰り出産の間の旦那の行動が夫婦の危機につながることもあるとも聞くので、僕も「ちゃんと支えなくちゃ」と思っていました。

でも夫は夫で、不安な中でも言いたいことをグッとこらえてたりするんですよね。

ていうか、出産後の妻は絶対不可侵の存在なので、男は何も言えない。いらない心配をかけたくない、っていうのもありますし。

 

そんなモヤモヤした気持ちも、今となっては良い思い出です。

時間もたったことだし、里帰り出産のときの夫の気持ちを言葉にしてみたいと思います。

里帰り出産で「旦那と夫婦げんかになりそう」という女性は夫の本音が分かるだろうし、妻の里帰りで「モヤモヤしている」という男性には「そういうこともあるんだ」と安心してもらえればいいな、と思います。

スポンサーリンク

 

何もできない歯がゆさ、取り残された感覚

妻は出産のため一週間ほど入院し、その後約1ヶ月実家へ里帰りしました。

僕はもともと自分で食事も作れるし掃除や洗濯もできるので、妻の里帰り中も生活に不自由は感じませんでした。

仕事も在宅でやっているから、合間に家事はできます。

それに、里帰りといっても妻の実家は車で15分ほどの距離なので、頻繁に会いに行くことはできました。

 

だから、一人で寂しいということはありませんでした。

むしろ好きなときに好きなことができる気楽さの方が勝ってましたね。実際、一人で飲みにも行ってましたし。

でも、「やっぱり一人が気楽だな!一人は最高!」とハメをはずす気分にもなれずにいました。

というのも、妻の実家の方では妻と子供の生活がスタートしちゃってるからです。

あっちでは妻と子供の生活が出来上がってしまっているから、夫としてはなんだか取り残された気分になるのです。

寂しさとはまた違う、夫として「役に立ってない感」を感じていました。

 

そんな中でも、僕は2日に1回のペースで妻の実家へ赤ちゃんの沐浴を手伝いに行ってました。

でも、全然うまくできないんですよ。

入院中ずっと世話をしてた妻と違い、赤ちゃんを恐々としか抱けない僕。

石鹸をつけたらヌルヌル滑るし、ベビーバスで泣きわめく赤ちゃんの頭を洗って、ひっくり返して背中を洗ってとか、不器用な僕にできるわけがない。

やってはみたけどすぐ断念し、「いや、ムリムリ!絶対落とすから変わって!」と、ほとんど妻にまかせっきりになってました。

 

そもそも、抱っこすらうまくできないんです。どうやっても自分の手が変な方向に曲がって、自然な体勢にならない。

なので赤ちゃんもすぐに泣きだします。えっ?なんで?どうやったらうまく抱けるの?

オムツ交換もさせてもらうけど、泣きわめき出したらもうお手上げ。

無理に替えようとすると足を折ってしまいそうで、怖くてフリーズしてしまいます。

 

ああ、全然役に立ってない僕。ただの頼りない夫になってるだけやん……。

サンデー
実際に頼りないんだから仕方ない

何をしても最終的には妻やお義母さんに代わってもらうから、僕がいる必要もないんですね。

沐浴とオムツ交換を手伝って(ではなく体験させてもらって)、用意してもらったおやつを食べて30分ほどで帰っていくという……。お客様じゃん!

そんな何もできない自分に無力さを痛感するんです。かといって一日中いるわけにもいかないし。

あっちでは平泳ぎやクロールを練習してるのに、僕はいまだに顔を水につけられず取り残された感覚を感じていました。

 

かといって、実家でこれだけお世話になってるんだから、これ以上何か言えるはずありません。

もし僕が「もっと僕の方を頼ってくれ」と言ったとしても、妻にとって今頼りになるのは圧倒的に実家の両親の方です。

水に顔すらつけられない僕とでは、経験と能力があまりにも違いすぎます。

なので、「今僕にできるのは、これからのために金を稼ぐことぐらいだ」と自分を納得させ、ひたすら仕事をして気を紛らわせていました。

父親って、こういう寂しさを受け入れるところから始まるんじゃないかと思います。

 

帰ってきてほしい気持ちと、帰ってきてほしくない気持ち

里帰り出産中の旦那

里帰りの期限の1ヶ月が迫ってくるにつれ、僕には「早く帰ってきてほしい気持ち」「まだ帰ってきてほしくない気持ち」が混在していました。

もうその頃には妻の実家での生活が完成されてしまっていて、「これからこちらへ生活拠点を移すのはすごくエネルギーのいることだろうな」というのも理解できました。

こちらに帰ってきたらいやが上にも家事をしなきゃいけなくなるでしょうし。

僕が女だったとしても、なかなか実家から離れがたいと思いますもん。

 

それに、いざこちらで育児が始まると、僕自身も時間がない怒涛の日々が始まるでしょう。

3時間おきのミルクに夜泣き。寝られない日々。大変なのは想像がつきます。

それなら、今のうちにもう一回だけ飲みに行っておきたい。もう一回、もう一回。

里帰りの終了を先延ばししたい気持ちはありました。もう少しラクしたい。おそらく妻も同じような気持ちはあったでしょう。

 

それでもやっぱり、早くこっちで3人で家族を始めたいという思いがありました。

向こう岸では妻と子供とお義母さんとで生活が回っていて、僕だけが取り残された疎外感がありましたから。

やっぱり妻と子供が帰ってくるのは自分が住むこの家で、里帰り出産での実家はあくまで仮の宿なんです。

そして夫としてできるのは、ただ「おかえり」と言ってあげることだけです。

 

妻を不安にさせないだけでも上出来

でも、3人での生活が始まったら、そんなモヤモヤもすぐに消えていきました。

沐浴だってできなくても大丈夫。だって、実際にベビーバスで沐浴するのは最初の1ヶ月間だけですからね。

1ヶ月を過ぎたら一緒にお風呂に入るようになるので、ずっとやりやすくなります。

僕はベビーバスでの沐浴は一人ではできませんでしたが、今では毎日子供と一緒にお風呂に入っています。

 

抱っこもオムツ交換も、里帰り出産の間はうまくできなくても大丈夫です。

一緒に過ごせば否が応でもやることになるから、できるようになります。それに3ヶ月もすれば首が座ってきて段違いにやりやすくなります。

頼りなかった僕ですが、今では妻が出かけるときは一日中ワンオペで回せるようになりました。

おそらく最初の1ヶ月間が一番いろんな不安を抱える時期なんですよね。夫としてはそれを口に出せず、飲み込むしかない時期なんです。

そして残念ながら、夫が父親としての自覚を持てるのはまだまだ先です。

関連記事お父さんが赤ちゃん言葉やいないいないばぁをできるようになるまで

 

僕の子供はもうすぐ一歳になりますが、僕に父親としての自覚があるかと聞かれると「まだないんじゃないかな」というのが本音です。

たぶん男性は子供が言葉を話し始めるまでは、なかなか父親としての自覚がめばえにくいんじゃないでしょうか。

でも、生まれたころよりも断然今の方が自分の子供をかわいく思えてるし、一緒に過ごす時間を楽しいと思えるようになっています。

僕も徐々に進んでいるところです。まだもう少し先に、やっと父親としてのスタートラインがあるような気がしています。

サンデー
1、2ヶ月じゃうまくできなくて当然だよね

ていうか、生まれて間もない時期に、父親の役割をカンペキにこなせる夫なんているのかい??

 

だから、里帰り出産の間の夫は何もできなくて当然。実際、何もできませんから。

夫は妻を不安にさせないだけでも上出来なんじゃないでしょうか。

そして、里帰り中はなんとなく疎外感を感じていたとしても、いずれ妻と子供はあなたのもとへ帰ってきます。

なんだかんだ言っても子供にとっては、あなたが今いる家が「自分の家」ですからね。

いろんな思いを飲み込み、ただ待っていてください。それだけでも旦那は価値があると思うのです。

スポンサーリンク

 

-育児

Copyright© おとちえ , 2019 All Rights Reserved.