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イクメンと呼ばれる違和感、自称イクメンたちに感じる違和感

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イクメン

1歳の息子の父親をやっているサンデーです。

いつも保育園の送り迎えをやっていると、同じクラスのお母さんや保育士さんから「イクメンですね!」と言われることがあります。

褒められるからうれしいにはうれしいのですが、「イクメンですね」と言われるとどこか違和感を感じてしまうんですよ。

サンデー
イクメンではないのになぁ、と思ってしまうのよね……

自分としては当たり前のことをやってるだけだし、褒められるほど育児ができているわけではない。

なのに男が保育園の送り迎えをするだけで「イクメンですね」と言われるのは、まだまだ男が育児をするのは「特別なこと」と見られてる世の中なんだなぁ、とひしひしと感じるんです。

そんなイクメンと呼ばれる違和感と、自分で自分のことを「イクメン」と言っている「自称イクメン」に対する違和感を語ってみたいと思います。

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男性が育児をするのは特別なこと?

昔に比べて育児をする男性はとても増えましたが、まだまだ世間では男性が育児をするのは「特別なもの」と見られているようです。

先日は僕がベビーカーで保育園への送迎をしているのを見て、同じクラスのお母さんから「なんて素敵な光景なんだと思いました!」と絶賛されました。

サンデー
いやいや、そこまでではないでしょ

僕としては普通のことをやってるだけなのにすごいことをしてるように見られて、正直ちょっと居心地が悪かったです。

「イクメン」と言われてうれしい反面、違和感というか複雑な気持ちもあったんです。

 

というのも、女性が同じことをやっていても褒められることはないですもんね。

女性が育児をするのは「当たり前」のことで男性が育児をすると褒められるのは、「なんだか女性に申し訳ないなぁ」と感じてしまうのです。

僕自身も育児に関わってる方とはいえ、仕事量が多いのは圧倒的に妻の方です。

なのに夫だけ褒められるのは、ちょっと不公平だなぁと。

サンデー
同じことをやってるのに、違って見られるという

育児って一人暮らしで言うところの「洗濯」みたいなものだと思うんですよ。

たとえば一人暮らしで洗濯をしているからといって褒められはしません。

これは男も女もおんなじです。

「オレは男だけど洗濯してるんだぜー!」と威張ってみても、「うん、当たり前だよね」と一笑に付されて終わりです。

だから男が育児をしているだけで「イクメン」ともてはやされるのは、「オレは洗濯してるからすごい」と言ってるのと同じような気がするんですよね。

 

ただまぁ、これは男女を逆にしても当てはまるから仕方ないのかもしれません。

男は外で仕事をしていても「仕事をしているからすごいですね!」とは言われないですし。

サンデー
仕事をしていて当たり前、と思われてるよね

逆に女性は仕事をしていると「ワーママ」と呼ばれて、「子育てしながら仕事もして大変ですね」と気遣ってもらえたりもします。

やはり日本には「男は仕事、女は家庭」という意識が根強く残っているから、「イクメン」や「ワーママ」といったカテゴライズができてしまうんじゃないでしょうか。

 

自称イクメンって気持ち悪くない?

「イクメン」という言葉に違和感を感じてしまうので、「自分はイクメンです!」とアピールする「自称イクメン」にも僕は違和感を感じてしまいます。

自分のことを「イクメン」と呼ぶのって、なんか気持ち悪くないですか?

なんていうか、そこには男性特有のマウンティングやライバル感情が潜んでる気がするんですよ。

僕も友達同士の飲み会で「育児やってるの?」「オレはやってるぜ」みたいな話題になることはあるし、そこでドヤりたい気持ちも分かります。

でもそれって、キラキラママ同士のマウンティング合戦と同じ気がしませんか?

サンデー
マウンティング合戦って、しんどくない?

実際のところどっぷり育児に関わると、キラキラしたきれいごとばかり吐けないのが分かります。

僕自身逃げたくなることは何度もあったし、自分の時間が取れずイライラすることもあるし、子供が大きくなった未来に不安を感じることもあります。

正解のない道を歩いてるようなもので、子供はかわいくて楽しいときもあるけど、やっぱり8割ぐらいはしんどいんですよ。

日常的に育児に取り組めば、愚痴の一つや二つ出てくるのが当たり前だと思うんです。

だからキラキラした部分だけを切り取って「イクメンです!」と言われても、「それってあなたのマウンティングじゃないの?」思ってしまうんですね。

 

ま、心の中では僕も一応育児をやってる方だという自負はあります。

奥さんが旅行に出かけたときは2日間ワンオペで回しましたし、世間の男性よりはやってる方でしょう。

ただそれでも奥さんの方が圧倒的に負担は多いと思うし、自分でも「言うほどできてないなー」って思います。

だから自分のことをイクメンと呼ぶのははばかられるし、単に普通のことを淡々とやってるだけなんですね。

淡々と日常を回している、それだけなんです。

関連記事【父親の育児】男の育児はゲームだと思えば取り組みやすくなる

 

男の育児が普通のことになってほしい

僕がこうやって「男の育児は普通のこと」と言うと、「それこそがマウンティングじゃないの?」と思う人もいるでしょう。

でも僕は偉ぶるつもりはありません。

僕が育児を「普通のこと」と思えるのって、僕が在宅勤務だから言えることだと思うんですよ。

いつも家にいるから昼間の家庭がどうなってるかよく分かるし、日常と家庭が地続きになってる感覚があるからです。

 

それに在宅は時間の融通がききますしね。出勤時間も退勤時間もないから、保育園の送迎に行けるのは当然のことです。

気持ちの問題ではなく、物理的な問題です。

もし僕が会社勤めをしながら同じことをやれと言われても絶対にできないです。

日曜日は「たまの休みなんだから寝かせてくれよ」と言うダメなお父さんになる自信はあります(笑)。

だから会社勤めをしながら育児もやってる世のお父さん方は、本当にすごいなと思います。

サンデー
仕事と育児の両立は大変すぎるよね

結局のところ男性の育児参加が難しいのは、会社の問題が大きいと思います。

男性側の意識の問題もあるとは思うのですが、残業ばかりで有給も取りにくい環境では、育児という仕事をさらに課すのは酷な場合もあるでしょう。

これも気持ちの問題ではなく、物理的な問題です。

なのに「イクメンであるべき」という世間の風潮や「オレはイクメンだぜ」というマウンティングは、育児をしたくてもできない男性に変なプレッシャーを与えるだけではないでしょうか。

それよりは社会のシステムを変える方が大事なんじゃないかと。

 

かつて女性の間では「お弁当は手作りであるべき」「子どもが3歳までは家庭でみるべき」といったマウンティングがはびこった時期がありました。

しかし今では「手を抜いてもいいのよ」「人に頼ってもいいのよ」という考えが主流になりつつあります。

「イクメン」という言葉が独り歩きしている現状は、ママ友同士がマウンティングをし合ってる一昔前の光景に見えます。

 

できるなら男性も淡々と育児ができる社会になること。

男性でも育児の愚痴が吐けるような世の中になるのがいいんじゃないでしょうか。

いつか「イクメン」と呼ばなくでも普通に育児ができる社会になればいいなぁ、と思うんです。

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