新型コロナウイルスの騒動が収まる気配を見せませんよね。
緊急事態宣言で外出ができない中、テレビもネットもコロナ一色でうんざりした気持ちになってきます。
毎日コロナのニュースに触れているわけですが、いろんな人が様々な意見を言う中、僕のコロナを見る目も時間とともに変わってきました。
3月20~22日の3連休のときは、僕は「みんな騒ぎ過ぎだろ」と思っていて、飲みにも行ってました。
しかし4月1日頃には「これはヤバイんじゃないか?」と思うようになり、自主的に子供の保育園を休ませたりもしてました。
政府がなかなか緊急事態宣言を出さないので、わが家は先に緊急事態宣言を出して、とりあえず今週は保育園をお休みさせることにしました。
というわけでしばらくは育児メインの日々になるけど、今は仕事よりこっちの方が大事かなと。— サンデー@在宅お父さん (@sunday_otochie) April 1, 2020
たぶんこの4月1日~4月6日あたりが、みんな一番ピリピリしてた時期じゃないでしょうか?
NYやイタリアの悲惨な映像も飛び込んできて、「日本も二週間後にはNYのようになるぞ!」「安倍総理、早く緊急事態宣言を出してくれ!」って意見が多かったと思います。
そして4月7日に緊急事態宣言が出されました。
しかし時間がたってくるうちにちょっと疑問を感じるようになってきました。
「あれ? この騒動、なんかおかしいんじゃないか?」って。
マスコミは相変わらず危機を煽っていますが、「日本も二週間後にはNYのようになるぞ!」と言われていたときから二週間がたつのに、いっこうに死亡者は増えません。
新型コロナウイルスの死亡者数
- 4月15日・・・10名
- 4月16日・・・17名
- 4月17日・・・12名
- 4月18日・・・6名
これを見てどう思います? 今、日本で起きているのは「肺炎で1日に10人ほどが死んでいる」ということだけなんです。
ちなみに2016年の肺炎による死亡者は約12万人。普通に過ごしてたって1日300人以上は死んでいきます。
2月に新型コロナウイルスが流行し始めてもう3ヶ月経ちますが、累計の死亡者数は200人ほどしかいません。
これは日本の医療の賜物だと思うのですが、僕は「これって本当に危機なんだろうか?」と感じるようになりました。
もちろん医療崩壊の危機もあるわけで、それはあとで論じたいと思うのですが、今の現状はマスコミによって事実がゆがめられてる気もします。
ニュースやワイドショーを見ていて、おかしいと思いませんか?
マスコミのおかしなところ
- 死亡者数は言わずに感染者数ばかり報告する
- 1日の人数ではなく累計数を前面に見せる
そりゃあ累計数で数えると数字がどんどん増えるわけだから、めちゃくちゃ感染者数が増えてるように見えるでしょうよ・・・。
でも死亡者数で見ると、全然「危機」とは言い難いのです。
もちろん僕は医療の従事者でも専門家でもありません。なので専門家的な見地からは書けません。
でも、一市民としては「インフルエンザよりはるかに死者が少ないウイルスに対して、社会を壊してまで抑え込まないといけないのだろうか?」と、素朴な疑問を感じました(ちなみにインフルエンザの死亡者数は年間約1万人です)。
僕はこのコロナ騒動って、ウイルスが起こしたのではなくて「人間が起こしたもの」だと思うんです。
ウイルスが伝染するのではなくて、不安・恐怖が伝染してパニックになっている。
たとえるなら漫画で描かれる未来世界のようなものです。
人類は放射能が怖くてシェルターに閉じこもって震えているけど、外の世界には何も怖いものはなかった。
そしてシェルターの中で争いが起こり、死ななくていい人も死んでいった、という感じ。
WHOが新型コロナの騒動を「インフォデミック(情報の感染)」と言いましたが、まさにそうだと思います。
この騒動は現代のようにSNSで誰しもが発信する時代でなかったら、起こっていなかったんじゃないでしょうか。
僕はこのコロナ騒動は、収束することはないと思います。そもそも人類はウイルスには勝てません。
いずれ第二波は来るだろうし、最終的にはグダグダになって終わります。そして人間はこの騒動も過去のものとして忘れていきます。
北朝鮮がミサイル撃っても誰も怖がらなくなったように、コロナが収束するのって人間が怖がらなくなった時だと思う。
今は不安が人から人へ伝染してるから恐怖が増幅してるけど、いずれその時は来るのよね。人間は忘れる生き物だから。
— サンデー@在宅お父さん (@sunday_otochie) April 14, 2020
なのに無理やり社会生活をシャットダウンして封じ込めようとするのは、なんだか集団ヒステリーのように見えるんですよね。
「感染が怖い」という恐怖心が、それ以上にたくさんの不幸な人を生み出します。
たぶんこんな発言って、今は誰も言えないことだと思うんですよ。
「自粛しろ!」「不謹慎だ!」という同調圧力がすごいですから。少しでも逸脱した行動をとるとフルボッコにされますもん。
あ、僕はちゃんと自粛して家にいますよ。在宅なので、普段から家でパソコン叩いてるだけの生活ですもん(笑)。
でも全員が全員、こんな生活を1ヶ月も2ヶ月もやれるわけないでしょう。
店をやってる人ならなおさらのこと。家賃や人件費は止まることがないし、そもそもこんな全員が引きこもる世界では社会が死にます。
なので、「この自粛生活ってなんかおかしいんじゃない?」と感じてる人のガス抜きになるよう、モヤモヤを代弁していきたいと思います。
もちろん僕は専門家じゃないので「適当なこと言って混乱させるんじゃねえ!」と怒られるかもしれません。
でも言論が封鎖されてるわけでもないですし、何より自粛中のガス抜きとしては役立つかもしれないので、書いていきたいと思います。
目次
コロナウイルスは怖くないと思う(個人的感想)
僕は個人的にはコロナウイルスは怖くないと思っています。
って、こんなこと書くとめちゃくちゃ叩かれそうですが、「怖いのは怖いけど、とんでもなく怖いものではない」という意味です。
怖さのレベルで言うと「インフルエンザがうつると怖いよね」「肺炎になってしまうと怖いよね」ぐらいの感じ。
インフルエンザは毎年1000万人が感染していますが、だからといって「家から一歩も出ないでおこう」とはならないですよね。
「かかったらいけないから、手洗いやうがいをちゃんとしとこうね」ってぐらいの怖さです。
多くの人が言ってますが、そもそもコロナウイルスは風邪のウイルスの一種です。
武漢で起こった土着の風邪が世界中に散らばったものです。
これはインフルエンザよりは感染力が強いが、SARSやMERSほど強毒ではないという中途半端なものでした。
それを指定感染症として大ごとに扱ってしまったから、社会が対応できずにパニックになった、というのが実際のところだと思います。
人が不安に感じるのは「新型だから」ということです。
人間は未知のものには恐怖を感じる生き物なので、新型だから、よく分からないウイルスだから不安になっているのです。たとえそれが風邪の一種類に過ぎないものだとしても。
そして不安な人は、不安を感じていない人に恐怖を宣伝するようになります。筆頭格がマスコミなわけですが・・・
つまり、不安や恐怖が人から人へ伝染して社会が機能しなくなった、というのが今回の騒動の根底にあるように思います。
こう言うと、多くの人が反論してくるでしょう。
インフルエンザは治療薬があるけど、コロナは治療薬がないから怖いんだよ!
今のところコロナは治療薬がありません。でも、風邪ももともと治療薬はありません。
市販の風邪薬は熱や咳を抑えるだけの対症療法で、治すのは自分の免疫に頼るしかないんです。
もし風邪を治す薬が発明されたら「ノーベル賞もの」と言われています。
その風邪も悪化すると肺炎になり死につながります。だから高齢者や基礎疾患のある人は気をつけないといけませんよね。
あれ? コロナと同じこと言ってないかい?
無症状のまま他人にうつしてしまうのが怖いのよ!
うん、うつすでしょう。ウイルスは人から人へうつる、そういうものですもん。
もちろんうつさないように心がけることは大事ですが、無症状の人が完全に人にうつさないようにするのは不可能です。
普段から人間はウイルスをうつしあっていて、うつっても症状が出なかったりいつの間にか治っていたり、たまに症状が出たりしています。
完全に人にうつさないというのは、「事故で人をひいてしまうかもしれないから、車を運転しない」というのと同じではないでしょうか。
それよりも感染した人がバッシングされたり社会的制約を受けないように、感染後の環境を整えることの方が大事だと思います。
自分が感染したら「怖くない」なんて言ってられないよ!
うん、そりゃそうでしょう。当事者になれば怖いはずです。
でもそうなったら「もっと気をつけなきゃいけなかったな」と自戒するのみです。
それに自分が納得できる対策をとった上での感染なら、それはもう事故に遭ったようなものでしょう。他人に恐怖を植え付ける理由にはなりません。
医療崩壊につながるから「怖くない」なんて言ってはいけない!
医療崩壊は防がないといけませんよね。だから外出は控えないといけないでしょう(今の段階では)。
でも、医療崩壊になるからといって「怖いんだぞ、怖いんだぞ」と不安を煽るのは間違ってると思います。
なぜなら、不安の連鎖が回り回って医療崩壊につながってると思うからです。
それはどういう意味か。医療崩壊について、次で書いていきます。
不安が回り回って医療崩壊につながる
医療崩壊は防がないといけません。僕はコロナで優先すべきは「医療崩壊を防ぐこと」と「死亡者数を減らすこと」だと思います(「感染者数を減らすこと」ではない)。
僕は医療従事者ではないので、現場のことは分かりません。
でも医療崩壊も、不安の連鎖が回り回った結果、起こってるんじゃないかと思うんです。
だって感染者の対応をするには防護服を着て10~15人の医師・看護師が患者を診ないとといけないわけでしょ。
軽症でも入院させないといけないから病床が必要になります。隔離中もスタッフが看護しないといけないからマンパワーもいりますよね。
そんな医師や看護師も、自分が感染したら2週間休まないといけないわけだから、人材不足に陥るのは当然です。
そりゃ医療崩壊の危機にも陥るよね。
なぜそれだけ大掛かりなことをしなければいけないかというと、感染者も医師も看護師もまったく関係のない人たちも、みんな不安を感じているからです。
不安を感じているから、大掛かりな対応が必要になる。
だとしたら、コロナ自体を「不安なもの」として扱わないことも考えないといけないんじゃないでしょうか。本来は風邪の一種なんですから。
病床や体制が整えば、指定感染症から外して普通の風邪と同じように扱うことも考えた方がいいのでは?
そのためには恐怖を煽るのではなく、不安を払しょくするという「今とは逆向きの啓蒙」が必要なわけですが・・・。
そんなことしたら、感染者が増えるだろう!
うん、増えるでしょうね。でも最初に言った通り、大事なのは「感染者を増やさないこと」ではなく、「医療崩壊を防ぐこと」と「死亡者数を減らすこと」です。
極端な話、死ななければいいわけで、感染者は増えてもいいんです。
いや、感染者が増えたら高齢者の死亡は増えるだろう!
それは増えるかもしれませんね。だからこそ、高齢者は若い人よりも生活に気を配ってもらう必要があると思います。自分の体ですから。
でもコロナで亡くなった場合、それは「肺炎で亡くなる」のとどう違うのでしょうか?
「肺炎で亡くなるのは仕方がない。でも、コロナで亡くなるのは許せない」というのは、なんかおかしくありませんか?
とても悲しいことですが、肺炎で亡くなるのもコロナで亡くなるのも寿命だったと言えると思います。
人はいつか病気になって死にます。老衰で天寿を全うする人なんてごくわずかで、70・80代ならガン、90代ならウイルスで多くの人が亡くなっていきます。
だとしたら、コロナも高齢者の死因となる病気の一つに過ぎません。
避けなければいけないのは、医療崩壊で機材やマンパワーが足りなくて、助かるはずだった命が助からないことです。
だから医療崩壊を防ぐために、不安を払しょくしないといけないんです。
医療崩壊さえ防げたならOK。多くの死に至らしめる病がある中で、「コロナでは絶対に死なせてはいけない」というのは、人類の傲慢ではないでしょうか。
コロナで高齢者が亡くなるのは、ガンや肺炎で亡くなるのと同じように、受け入れなければ仕方ないことのような気がします。
自粛でウイルスはなくならない
ここから経済と社会の話に移ります。長くなってすみません。。
緊急事態宣言が出て外出自粛が続いてますが、僕は自粛でウイルスはなくならないと考えています。
自粛をやめて好きに出歩いた方がいい、と言ってるのではありませんよ。
医療の受け入れ態勢が整うまでは、感染者を少なくして時間を引き延ばす作戦がいいと思いますから(少なくとも今の間は)。
でも感染は収まらないし、ゼロにはできないと思います。
人との接触を減らして抑え込めたように見えても、接触が再開すれば再びウイルスは増殖し始めるでしょう。
8割接触を減らせば感染者の山を抑えられるというグラフがよく出されますよね。いわゆる「8割おじさん」こと、西浦教授のグラフです。
このグラフ、徐々に信憑性がないことがバレてきているのですが・・・。だって、現に感染爆発は起きてないですし。
それにこの山は1回で終わりではありませんよ?
同じような山が今後何回も続くんです。
再燃のたびに人との接触を8割減らすって、あまりにも実態生活とかけ離れていると思いませんか? この引きこもり生活をずっと続けるのでしょうか?
現実的に考えて無理でしょう。バタバタ店が潰れていき、自殺者が増えていきます。
まさに、ありもしない敵におびえて自分たちの社会を壊してしまう漫画の世界です。
テレワークやオンラインで生活を回すという意見もあるけど、完全に生活をオンラインにするのは無理があると思っています。
だって日本は人口の3割が高齢者なんですもん。周りの人を見てくださいよ。そんなすぐオンラインを使いこなせる人ばかりだと思いますか?
僕だってそうですが、テレワーク化と言ってるのはIT業界のポジショントークです。
今回のコロナ騒動ではいろんな人がそれぞれにポジショントークをしてるからややこしい。日本医師会だって、結構ポジショントークが入ってるかもしれませんよ。
僕はウイルスに勝とうとすることが人間の傲慢だと思います。
ウイルスとは共生する道しかない。
人類の歴史を見れば、感染症にかかって免疫を勝ち取った人が「強い種」として生き残ってきました。これは生物の理(ことわり)です。
つまり、いずれは集団免疫を獲得するしか方法はないと思うんです。
ま、それまでにワクチンができるかもしれませんが、「自粛やロックダウンは根本的解決にはならない」とは言えるんじゃないでしょうか。
マスコミは不安を煽りすぎ
僕はこのコロナ騒動、マスコミにかなり罪があると思っています。
たとえば東京都の感染者数が最高を更新した日は「増えました!」と報道するのに、感染者数が減った日はまったく報道しません。死亡者数がそれほど増えてないことも全然報道しない。
感染者数を「累計」で見せるのは、まさに日に日に感染者が増えているように見せる数字のマジックです。
そして前例のない感染者が出たら、これでもかというぐらい報道します。
「○○県で感染者が1名出ました」
「妊婦の感染者が1名出ました」
「幼児の感染者が1名出ました」
いや、そりゃ1名ぐらい出るでしょうよ。。
【参考】「コロナ地獄」に近づく日本 テレビが煽る悲観論、緊急事態宣言の必要はあったのか
僕も最近、メディアの偏向っぷりが目につくようになってきました。事態を悪化させてるのはマスコミでは?https://t.co/t0a3HvUpAZ
— サンデー@在宅お父さん (@sunday_otochie) April 17, 2020
他にも「コロナに感染した人の声」としてよく「こんなに重症になるとは、甘く見てました」というインタビューが出てきます。
軽症でも重症のような症状が出ることはあるんでしょう。そりゃあ肺炎ですから。
でもちょっと疑ってみてほしいんです。「なんで軽症者の声が表に出てこないのか」と。
数字的には軽症者もたくさんいるはずなんです。
なのに軽症者の声が表に出てこないのは、重症者の声の方がセンセーショナルだからじゃないでしょうか。
軽症者の声を出しても視聴者にウケない(視聴率が取れない)からです。
それに、この空気の中で「自分はそれほど症状がひどくありませんでした」とでも言おうものなら「危機感がない!不謹慎だ!」と叩かれるでしょう。
だから軽症の感染者は絶対に声を出さないし、マスコミもそれを取り上げないのです。
逆にこの「絶対に感染してはいけない」という空気が、感染者を非難する風潮になってることの方がよっぽど怖いです。
これほど非難されるなら、誰も怖くて街を出歩けないでしょう。
報道ステーションの富川アナが感染して「謝罪」をしましたが、これ謝罪っていりますか? いらないでしょう。
病気になった人を攻めるなんて、もはや中世の魔女狩りですね。
一人一人の不安感が「感染者を許せない」という空気を作り出していることを、誰もが自覚した方がいいんじゃないでしょうか。
第二次世界大戦では日本を戦争へと煽っていったのはマスコミでした。
大新聞がそろって「鬼畜米英」「欲しがりません勝つまでは」と国民を煽り、そういう報道を国民も望んでいたため、軍部がその声をくみ上げるという循環でどんどん戦争に突き進んでいったのです。
太平洋戦争は軍部が暴走したのではありません。国民もマスコミも、みんながみんな戦争に加担していったんです。
誰しもがそれを正義と疑わない中で、「日本は負けるよ」とでも言おうものなら「非国民」として袋叩きに合いました。
でも人間はウイルスには勝てません。ダラダラと共存しながらやっていくしかないんです。
そして僕が言いたいのは「みんなもう少しマスコミを疑ってみようよ」ということです。
煽られた人たちが余計に社会を悪くする
マスコミに煽られた人たちが、逆に社会を悪くしているという側面は多々あると思います。
たとえば安倍総理がマスク2枚を配布しましたよね。
これってタイミングや説明のしかたに難はあったにせよ、一定の合理性はあるんですよ。
一般人が買い占めてマスク不足になり、医療機関にマスクがいきわたらない事態を解消するため、「一般人は布マスクでも大丈夫だから、医療崩壊させないためにこれでしのいでよ」と配られたものなんです。
そもそも使い捨ての医療用マスクをするのは医療従事者だけでいいわけで、日常生活でのマスクなんて気休め程度にしかならないんだから、布マスクを洗って使っとけば十分なんです。
でもそんな正論を聞かされても面白くないですよね?
それよりも「ふざけるな!」「この国の総理はマスク2枚配るだけか!」と批判した方がウケがいいから、マスコミも書きたてます。
それに扇動された人たちが文句を言い、その文句が世論として形成されるんですね。
別に僕は安倍政権を支持してるわけではありませんが、そういうただの文句が政策を台無しにしてるというのも知っておいた方がいいです。
スーパーにしたって、不安に煽られた人が買いだめに走ることで店員の負担が増しています。
そもそも毎日の検温や頻繁な消毒、対面作業での防護など、サービス業の人たちは不安な人たちのために余計な業務をしなければならなくなっています。
これって不安になる人がいなければ、本来しなくてもいい業務なんですよ。
検温や消毒に効果があるかは分かりませんが、本質は「対策をやってますよ」っていう「不安を感じる人たち」へのパフォーマンスです。そうしなければクレームを受けますから。
そうやって店員の業務を増やしておきながら「スーパーの人たちに拍手を送ろう」というのは、なんだか欺瞞に満ちてると思いませんか?
結局、不安に煽られた人たちが余計に社会を悪くするという、医療崩壊と同じ構図だと思うんです。
不安の払しょくに動いた方がいいのでは
というわけで、コロナウイルスに打ち勝つのは不可能で、人の心の中の不安を消すしかないというのが僕の結論です。
そのための選択肢としては2つ。
コロナ騒動が収束するには
- 治療薬やワクチンが開発される
- 社会がウイルスに慣れる
治療薬やワクチンが開発されるのはまだ先ですから、2の「社会がウイルスに慣れる」というのが現実的な選択肢ではないでしょうか。
そのためには恐怖を感じすぎないようにするという、今とは逆の考え方も必要だと思います。
そんなこと言うと出歩く人が出るから、絶対に言うな!
いやいや、同調圧力で人の考えを締め付けることの方が恐ろしいのでは?
確かに今は医療崩壊を防ぐために外出自粛はしないといけない時期ですが、効果やデータがそろってきたら社会を正常化する方法も考えていかないといけません。
僕は緊急事態宣言はできるだけ早く解除した方がいいと思っています。そうしないと、本当に社会が死にますから。
「怖いからひたすら我慢して耐え抜くべし」というのは、コテンパンに敗北するまで竹やりで戦おうとする日本兵とおんなじです。
それでも病気にかかるのが怖いんだよ!
病気にかかるのが怖い人は家にいてもらうのがいいでしょう。高齢者は重症化するリスクがあるから家にいた方がいいでしょうね。
でも、抗体検査でコロナの抗体を持ってる人が分かれば、感染しにくい人は外に出て社会を回したらいいんじゃないでしょうか。
若者や感染しにくい人は外に出て社会を回す。そうすれば自然と集団免疫もできていきます。これが「社会がウイルスに慣れる」ってことだと思うんです。
ある程度の集団免疫ができれば、高齢者や抗体を持たない人も外に出て活動できるようになります。
そう考えると、高齢者が若者に「外に出るなんてけしからん!」って怒る構造は、なんだかおかしいとも思うんですよね。
あまりにも外に出る若者を悪者扱いするのもどうかな、と。
世代間闘争にしてはいけませんが、高齢者が感じる不安が世論を形成している側面はあるわけですよ。
マスコミは視聴率が欲しいために高齢者が好む意見を言い、政治は票が欲しいために高齢者が好む政策を行います。
でもそれが「緊急事態宣言が解除できず長期化するリスク」にもつながると思ったりするんです。
長々と語ってすみません。
世の中全体が同じ方向を向くと、どうしても逆らいたくなる僕の悪いクセが出ました。
あくまで専門知識のない一個人の意見として捉えてください。
ただ、とりあえず僕が言いたいのは「不安に煽られ過ぎないで、自分の頭で考えることも大事だよ」ということです。
良かれと思ってしてることが、回り回って人類を悪い方向に向かわせることはありますからね。太平洋戦争しかり、ナチス政権しかり、歴史を見ればよく分かります。
なので情報を鵜呑みにせず、少し疑ってみて自分の頭で考えていきましょう。
そしてコロナを正しく恐れて、より良い未来につなげていきましょうね。